こんにちは、まっさん(@massan_514)です。
みなさん、UGCという言葉をご存知でしょうか?
UGCとは「User Generated Contents(ユーザー生成コンテンツ)」の略称です。
通常は商品を販売する企業側が消費者向けにプロモーション活動を行います。UGCとは消費者自身がSNSやブログでその商品の良さをを紹介するなどのプロモーション活動を行う、いわゆる「口こみ」と呼ばれるものです。
企業がプロモーションを実施するよりも、はるかに効果が期待できる可能性を秘めているのがUGCです。
今回の記事ではこの「UGC」をスポーツ興行においてどのように活用できるかを考えてみました。
まず、スポーツ興行のユーザー(ファン)は、大きくコア層とライト層に別れます。
観客動員数を上げるためには、コア層の囲い込みとライト層の取り込みが必要になってきます。
ライト層獲得という課題に対してチーム側がすべきことは、ライト層にアプローチした上でさらに観戦したいと動機づけることです。そのために費用をかけて様々なプロモーション活動をすることになりますが、顕在化していないこの層に対して的確にアプローチすることは非常に困難です。
そこで重要になってくるのがコア層の存在です。
このコア層には下記のように大きく2つに分けることができます。
①ライト層を勧誘してくれる層
その競技の面白さや、観戦の楽しさを知らない人にシェアしたいと思っている層です。
②ライト層を排除しようとする層
これは例えばサッカーの日本代表戦などで、一時的に臨時のファンが増えたりする、いわゆるにわかファンを嫌う傾向にある層です。
初めて観戦する動機の理由の一つに、『誰かに誘われた』という理由があげられます。この『誰か』がコア層であり、チームもアプローチできないような層にもアプローチをしてくれているのです。
つまり、いかにコア層にまわりの人にその楽しさをシェアしてもらうことが重要かということです。
UGCはこのコア層が作り上げています。いかにこのUGCを後押しするかがポイントとなってきます。特にSNSなどは多くのユーザーへ拡散されますし、様々なユーザーとのタッチポイントも増える利点があるので、SNSで拡散したくなるようなイベントや施策の実施は有効的かもしれません。
また根本的な検討課題として、上記の①のファンを増やしていくにはどうしていくべきかということを突き詰めていくことが最も大切だと思います。コアファンが①の存在になることで享受できるメリットを分かりやすく共有できるといいかもしれません。
ライト層を獲得しファン層が広がっていかなければ、いつかそのチーム及び競技は衰退していってしまいます。コアファンにとってそのチームや競技は自分の生活の一部になっています。その一部がなくなってしまうことはファンにとっても死活問題なのです。このことをうまくファンに指し示すことができれば、きっと①のような存在になってくれるはずです。
つまりコアファンにはチームの広報の一員になってもらい、共に作り上げ、そして盛り上げていく。こういったビジョンが大事だと考えています。
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